50AM061第50回 視能訓練士国家試験 過去問

正常対応で正位の人に正面の点光源を注視させ、右眼の前に4Δを基底外方に挿入すると起こるのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 4・5

正答

4、5

この問題のポイント

4Δ基底外方試験で起こる反応を問う問題です。

解説

基底外方のプリズムは光を基底方向(耳側)へ曲げるので、像は右眼の耳側網膜に投影されます。物体は鼻側にずれて見えるため、右眼は像を中心窩に戻そうと内転し、Heringの法則で左眼も同方向(左向き)に動きます。

その一瞬は複視が生じますが、左眼が融像性の外転で戻ることにより複視は解消して融像します。正常対応・正位の人ではこの一連の動きが観察されます。

選択肢の確認

1.左眼は動かない。
誤り。Heringの法則により左眼も同方向へ動く。

2.右眼は外転する。
誤り。右眼は像を中心窩に戻すため内転する。

3.同側性複視を自覚する。
誤り。一過性の複視は交差性であり同側性ではない。

4.複視を自覚後、融像する。
正しい。一過性に複視を自覚した後、左眼の融像性外転により融像する。

5.像は右眼の耳側網膜に投影される。
正しい。基底外方プリズムにより像は右眼の耳側網膜に投影される。

覚えるポイント

  • プリズムは光を基底方向へ曲げ、像は尖端方向にずれて見える。
  • 4Δ基底外方試験=中心窩抑制暗点の検出。動きがなければ抑制ありと判定。
  • Heringの法則により両眼が同方向へ動き、その後に融像性の動きが起こる。

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