51PM040|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
網膜中心動脈閉塞症について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
網膜中心動脈閉塞症の特徴を問う問題です。
解説
網膜中心動脈閉塞症では、網膜内層が虚血で乳白色に混濁する一方、網膜が薄い中心窩では脈絡膜の色が透けて相対的に赤く見えます。これがcherry-red spotで、本症の典型的な眼底所見です。
発症は突然で無痛性(眼球運動時痛はない)、治療の主体は眼球マッサージ・前房穿刺・血流改善で、ステロイドは奏功せず(動脈炎性を除く)、網膜は虚血に弱く視機能の予後は不良です。
選択肢の確認
1.眼球運動時痛を伴う。
誤り。無痛性であり眼球運動時痛は伴わない。
2.視力は徐々に低下する。
誤り。視力は突然に高度低下する。
3.cherry-red spot がみられる。
正しい。cherry-red spotがみられる。
4.副腎皮質ステロイド薬投与が奏功する。
誤り。副腎皮質ステロイドは原則として奏功しない。
5.血流が改善すれば視機能の予後は良好である。
誤り。網膜は虚血に弱く視機能の予後は不良である。
覚えるポイント
- 網膜中心動脈閉塞症=突然の無痛性高度視力低下、cherry-red spot、RAPD陽性。
- 網膜は90分程度の虚血で不可逆的な障害を受ける。
- 塞栓源(頸動脈狭窄・心房細動)の検索と巨細胞性動脈炎の除外が必要。