55AM048|第55回 視能訓練士国家試験 過去問
網膜中心動脈閉塞で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
網膜中心動脈閉塞の所見を問う問題です。
解説
網膜中心動脈閉塞症では、網膜内層が虚血で乳白色に混濁しますが、中心窩は網膜が薄く脈絡膜循環で保たれるため、色調が正常のまま赤く透見されます。これがcherry red spotです。
ERGは陰性型(消失型ではない)、視力障害は突然発症し、頸動脈狭窄や心房細動といった全身疾患と密接に関係し、OCTでは網膜内層の肥厚と高反射を示します。
選択肢の確認
1.ERG は消失型である。
誤り。ERGは陰性型(a波保存・b波減弱)である。
2.視力障害は緩徐に進行する。
誤り。視力障害は突然発症する。
3.全身疾患とは無関係である。
誤り。頸動脈狭窄や心房細動など全身疾患と密接に関係する。
4.中心窩の色調は正常である。
正しい。中心窩の色調は正常でcherry red spotとして観察される。
5.OCT で網膜外層の異常を示す。
誤り。OCTでは網膜内層の肥厚と高反射を示す。
覚えるポイント
- 網膜中心動脈閉塞症=突然の無痛性高度視力低下、cherry red spot、RAPD陽性。
- 網膜内層は網膜中心動脈、外層は脈絡膜循環が灌流する。
- 塞栓源(頸動脈狭窄・心房細動)の検索と巨細胞性動脈炎の除外が必要。