52AM011第52回 視能訓練士国家試験 過去問

散瞳するのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

散瞳を起こす薬物を問う問題です。

解説

コカイン塩酸塩は、交感神経終末でのノルアドレナリン再取り込みを阻害するため、シナプス間隙のノルアドレナリンが増えて散瞳します。この性質を利用したのがHorner症候群のコカイン試験で、Horner症候群では散瞳が起こりません。

有機リン・ジスチグミン臭化物はコリンエステラーゼ阻害、モルヒネ・ピロカルピンもいずれも縮瞳を起こします。

選択肢の確認

1.有機リン
誤り。有機リンはコリンエステラーゼ阻害により著明な縮瞳を起こす。

2.コカイン塩酸塩
正しい。コカイン塩酸塩はノルアドレナリンの再取り込みを阻害し散瞳させる。

3.モルヒネ塩酸塩
誤り。モルヒネ塩酸塩は縮瞳を起こす。

4.ジスチグミン臭化物
誤り。ジスチグミン臭化物はコリンエステラーゼ阻害により縮瞳を起こす。

5.ピロカルピン塩酸塩
誤り。ピロカルピン塩酸塩は縮瞳薬である。

覚えるポイント

  • コカイン試験=Horner症候群では散瞳しない(節前・節後を問わず陽性)。
  • ヒドロキシアンフェタミン試験=節前か節後かの鑑別に用いる。
  • 縮瞳=有機リン、モルヒネ、ピロカルピン。散瞳=コカイン、フェニレフリン、抗コリン薬。

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