52AM016|第52回 視能訓練士国家試験 過去問
Hering の法則に従わないのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
Heringの法則に従わない病態を問う問題です。
解説
交代性上斜位では、遮閉した眼が上転しても対側眼が下転しないという、Heringの法則に従わない特異な運動を示します。通常の上下斜視ならともむき筋への等量支配により対側眼が反対方向へ動くはずですが、それが起こりません。
上斜筋麻痺・外転神経麻痺・Duane症候群・眼窩吹き抜け骨折では、いずれもHeringの法則が成り立ちます(第1偏位・第2偏位の関係が説明できます)。
選択肢の確認
1.上斜筋麻痺
誤り。上斜筋麻痺ではHeringの法則に従い第2偏位が大きくなる。
2.外転神経麻痺
誤り。外転神経麻痺ではHeringの法則に従う。
3.交代性上斜位
正しい。交代性上斜位はHeringの法則に従わない。
4.Duane 症候群
誤り。Duane症候群ではHeringの法則に従う。
5.眼窩吹き抜け骨折
誤り。眼窩吹き抜け骨折ではHeringの法則に従う。
覚えるポイント
- 交代性上斜位=どちらの眼を遮閉してもその眼が上転・外方回旋する。
- 対側眼が下転しない点がHeringの法則に反する。
- 乳児内斜視に合併しやすく、潜伏眼振・下斜筋過動も伴う。