53PM001|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
瞳孔散大筋に作用するのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
瞳孔散大筋に作用する薬剤を問う問題です。
解説
フェニレフリン塩酸塩はα1受容体を刺激する交感神経作動薬で、瞳孔散大筋を直接収縮させて散瞳させます。調節麻痺を伴わないため、調節を残したまま散瞳させたいときに用います。
アトロピン硫酸塩・シクロペントラート塩酸塩・トロピカミドは抗コリン薬で、瞳孔括約筋を麻痺させて散瞳させます(作用する筋が異なります)。アセチルコリンは瞳孔括約筋を収縮させ縮瞳させます。
選択肢の確認
1.アセチルコリン
誤り。アセチルコリンは瞳孔括約筋に作用し縮瞳させる。
2.アトロピン硫酸塩
誤り。アトロピン硫酸塩は瞳孔括約筋を麻痺させる抗コリン薬である。
3.シクロペントラート塩酸塩
誤り。シクロペントラート塩酸塩は瞳孔括約筋を麻痺させる抗コリン薬である。
4.トロピカミド
誤り。トロピカミドは瞳孔括約筋を麻痺させる抗コリン薬である。
5.フェニレフリン塩酸塩
正しい。フェニレフリン塩酸塩は瞳孔散大筋に作用して散瞳させる。
覚えるポイント
- 散瞳の機序は2つ=散大筋の収縮(交感刺激)と括約筋の麻痺(抗コリン)。
- フェニレフリン=調節麻痺を伴わない。抗コリン薬=調節麻痺を伴う。
- 狭隅角眼では散瞳薬が急性緑内障発作を誘発しうる。