53PM002|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
球後視神経炎をきたすのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 4・5
正答
4、5
この問題のポイント
球後視神経炎の原因疾患を問う問題です。
解説
多発性硬化症は中枢神経の脱髄疾患で、球後視神経炎が初発症状となることが多い代表的な原因です。**視神経脊髄炎(抗アクアポリン4抗体陽性)**でも重症の視神経炎をきたし、こちらは視力予後が不良で両眼性・再発性のことが多くなります。
脳動脈瘤(動眼神経麻痺)、下垂体腺腫と頭蓋咽頭腫(両耳側半盲)は、いずれも圧迫性の病変であり炎症性の視神経炎ではありません。
選択肢の確認
1.脳動脈瘤
誤り。脳動脈瘤は動眼神経麻痺の原因となる。
2.下垂体腺腫
誤り。下垂体腺腫は視交叉の圧迫により両耳側半盲をきたす。
3.頭蓋咽頭腫
誤り。頭蓋咽頭腫は視交叉の圧迫により両耳側半盲をきたす。
4.視神経脊髄炎
正しい。視神経脊髄炎は重症の視神経炎をきたす。
5.多発性硬化症
正しい。多発性硬化症は球後視神経炎の代表的な原因である。
覚えるポイント
- 球後視神経炎=乳頭所見が正常。眼球運動時痛・中心暗点・RAPD・色覚低下。
- 多発性硬化症=若年女性、再発と寛解。VEPでP100潜時延長。
- 視神経脊髄炎=抗AQP4抗体陽性。視力予後不良で早期の大量ステロイドが必要。