53PM063|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
右中脳病変で麻痺をきたすのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
中脳病変で麻痺する外眼筋を問う問題です。
解説
中脳には動眼神経核と滑車神経核があります。動眼神経核のうち上直筋を支配する亜核からの線維は核の高さで交叉し、対側の上直筋を支配します。
したがって右中脳(右動眼神経核)の病変では、左上直筋が麻痺します。この交叉があるため、核性の障害では対側の上直筋も巻き込まれるという特徴的なパターンになります。
選択肢の確認
1.左外直筋
誤り。外直筋は橋の外転神経核が支配する。
2.左下斜筋
誤り。下斜筋は同側の動眼神経核が支配する。
3.左下直筋
誤り。下直筋は同側の動眼神経核が支配する。
4.左内直筋
誤り。内直筋は同側の動眼神経核が支配する。
5.左上直筋
正しい。上直筋亜核からの線維は交叉するため右中脳病変で左上直筋が麻痺する。
覚えるポイント
- 上直筋への線維は核内で交叉する(対側支配)。
- 上眼瞼挙筋の中心尾側核は両側性に支配する。
- 核性動眼神経麻痺=両側の眼瞼下垂+対側の上直筋麻痺という特徴的パターン。