53PM064|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
右方視に静止位があり、輻湊で眼振が減少する先天眼振に対して有効なプリズム加入度数と基底方向はどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
先天眼振に対するプリズム処方を問う問題です。
解説
静止位が右方にあるので、正面を向いたまま両眼が右方視の位置になるよう、プリズムの基底を左側に置きます。右眼では基底内方(鼻側=左)、左眼では基底外方(耳側=左)です。
さらに輻湊で眼振が減少するので、輻湊を誘発する基底外方を両眼に加えます。右眼では内方と外方が相殺されて内方が弱まり、左眼では外方どうしが加算されて強まるため、右4Δ内方・左8Δ外方という非対称な処方になります。
選択肢の確認
1.右 4 Δ外方;左 4 Δ内方
誤り。この組合せでは両眼が左方視となり静止位と逆になる。
2.右 4 Δ外方;左 4 Δ外方
誤り。この組合せでは静止位への移動効果が得られない。
3.右 4 Δ内方;左 4 Δ外方
誤り。この組合せでは両眼が左方視となり静止位と逆になる。
4.右 4 Δ内方;左 8 Δ内方
誤り。この組合せでは輻湊の誘発効果が加わらない。
5.右 4 Δ内方;左 8 Δ外方
正しい。静止位への移動と輻湊誘発の両方を満たす組合せである。
覚えるポイント
- 静止位を正面に移す=基底は静止位と反対側に置く。
- 輻湊で眼振が減弱する場合は基底外方を両眼に加える。
- 2つの目的が同じ向きの眼では加算、逆向きの眼では相殺される。