55PM043|第55回 視能訓練士国家試験 過去問
治療に抗VEGF 薬を用いるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
抗VEGF薬の適応疾患を問う問題です。
解説
加齢黄斑変性(滲出型)では、脈絡膜新生血管がVEGFにより誘導されて増殖します。抗VEGF薬の硝子体内注射が第一選択の治療で、新生血管の退縮と滲出の抑制により視力の維持・改善が得られます。
黄斑円孔(硝子体手術)、網膜色素変性(根治療法なし)、黄斑ジストロフィ(根治療法なし)、網膜動脈分枝閉塞(血流の再開が主目標)では、抗VEGF薬は用いません。
選択肢の確認
1.黄斑円孔
誤り。黄斑円孔は硝子体手術の適応である。
2.加齢黄斑変性
正しい。滲出型加齢黄斑変性は抗VEGF薬の第一選択の適応である。
3.網膜色素変性
誤り。網膜色素変性に抗VEGF薬の適応はない。
4.黄斑ジストロフィ
誤り。黄斑ジストロフィに抗VEGF薬の適応はない。
5.網膜動脈分枝閉塞
誤り。網膜動脈分枝閉塞では血流の再開が主目標である。
覚えるポイント
- 抗VEGF薬の適応=加齢黄斑変性、糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症の黄斑浮腫、近視性CNV。
- 硝子体内注射で投与。眼内炎が最も重篤な合併症。
- VEGF=血管内皮増殖因子。新生血管と血管透過性亢進を促す。