55PM055|第55回 視能訓練士国家試験 過去問
外転神経麻痺で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
外転神経麻痺の所見を問う問題です。
解説
外転神経麻痺では、患側への顔回しをとります。右外転神経麻痺なら右側に顔を回すことで、両眼が相対的に左方視の位置となり、右眼の外転が要求されなくなって複視が消えます。したがって「左側に顔を回す」は誤りです。
内斜視による同側性複視、脳腫瘍(頭蓋内圧亢進)が原因となること、Duane症候群Ⅰ型との鑑別が必要なこと、Hess図で患眼耳側が狭くなることは、いずれも正しい記述です。
選択肢の確認
1.同側性複視を訴える。
誤り。内斜視となるため同側性複視を訴えるという記述は正しい。
2.脳腫瘍が原因となる。
誤り。脳腫瘍による頭蓋内圧亢進が原因となるという記述は正しい。
3.右外転神経麻痺では左側に顔を回す。
正しい。右外転神経麻痺では右側(患側)に顔を回す。
4.Duane 症候群との鑑別が必要である。
誤り。Duane症候群Ⅰ型との鑑別が必要であるという記述は正しい。
5.Hess 赤緑試験で患眼耳側が狭くなる。
誤り。Hess赤緑試験で患眼の耳側が狭くなるという記述は正しい。
覚えるポイント
- 外転神経麻痺=患側への顔回し。内斜視で同側性複視。
- 外転神経は頭蓋内走行が長く、頭蓋内圧亢進で障害されやすい(偽局在徴候)。
- Duane症候群との鑑別=内転時の眼球後退の有無、牽引試験。