51AM060|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
乳児内斜視と外転神経麻痺との鑑別に有用なのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 3・5
正答
3、5
この問題のポイント
乳児内斜視と外転神経麻痺の鑑別法を問う問題です。
解説
乳児内斜視は共同性なので外転そのものは可能です。頭部を回転させて前庭動眼反射を誘発する人形の眼現象を用いると、乳児内斜視では外転が出現しますが、外転神経麻痺では出現しません。
また遮閉試験では、乳児内斜視は交代固視ができ第1偏位と第2偏位が等しい(共同性)のに対し、外転神経麻痺では麻痺眼で固視させたときの偏位(第2偏位)が大きくなるため、両者を区別できます。牽引試験はどちらも抵抗がなく鑑別になりません。
選択肢の確認
1.Bielschowsky 頭部傾斜試験
誤り。Bielschowsky頭部傾斜試験は上下斜筋の麻痺の評価に用いる。
2.Parks の3step 法
誤り。Parksの3 step法は上下斜視の麻痺筋同定に用いる。
3.人形の眼現象
正しい。人形の眼現象で外転が出現すれば乳児内斜視である。
4.牽引試験
誤り。牽引試験はどちらも抵抗がなく鑑別には役立たない。
5.遮閉試験
正しい。遮閉試験で交代固視の可否と第1・第2偏位の差を確認できる。
覚えるポイント
- 人形の眼現象=前庭動眼反射。乳児内斜視では外転が出現する。
- 共同性斜視=第1偏位=第2偏位。麻痺性斜視=第2偏位が大きい。
- 牽引試験は制限性か麻痺性かの鑑別に用いるもので、この2疾患の区別には使えない。