111AM007|第111回 保健師国家試験 過去問
A市では20歳以上の女性を対象に骨粗鬆症検診を実施している。骨粗鬆症の効果的な早期発見のために、検診の受診を案内する通知のターゲットを絞り、個別に送付することとした。通知を送付する対象で優先度が高いのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
骨粗鬆症検診の目的は無症状段階の早期発見である。治療対象、低リスク層、関連の弱い指標を除き、骨量低下が進み始める層へ働きかける。
解説
閉経前後はエストロゲン低下に伴い骨量が減少しやすくなるため、当該年度に50歳となる女性は個別通知の優先対象として合理的である。すでに骨粗鬆症で治療中または治療を中断した人は、検診による早期発見ではなく医療継続支援の対象である。若年の大学生を一律に優先する根拠は乏しく、BMI25以上は骨粗鬆症の典型的な選別条件ではない。限られた通知資源は、未発見リスクと検診利益の大きい層へ配分する。
選択肢の確認
1.大学生:若年女性への生活指導は重要だが、20歳代全体を最優先に個別通知する条件ではない。
2.骨粗鬆症の治療中断者:受診再開を個別支援すべき人であり、早期発見を目的とする検診の対象選定とは異なる。
3.当該年度に50歳を迎える者:閉経移行期以降の骨量低下を踏まえ、無症状者の発見機会を高める。
4.特定健康診査の結果でBMIが25以上の者:高BMIのみで骨粗鬆症検診の優先対象とは判断しない。
覚えるポイント
検診は未診断者の早期発見、治療中断者には受診継続支援。目的の違いで対象を分ける。