111PM054第111回 保健師国家試験 過去問

次の文を読み54、55の問いに答えよ。Aちゃん(2か月、女児)は18トリソミーと診断を受け大学病院に入院している。体調が安定してきたため、B町の自宅で療養を行う予定である。Aちゃんの両親は入院している大学病院の看護師から経管栄養と吸引の手技を教わり、在宅療養の準備にとりかかっている。Aちゃんの円滑な在宅への移行を目的に、大学病院において関係職種による退院前カンファレンスが開催されることとなった。大学病院からは主治医と看護師、病院のソーシャルワーカー、病院外からは訪問看護師、保健所保健師、B町保健師が出席する予定である。その他の参加者で優先度が高いのはどれか。

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正解: 1

正答

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この問題のポイント

医療的ケアが必要な乳児の退院支援では、医療と訪問看護だけでなく、障害福祉サービスを組み合わせて家庭生活を支える計画・調整役が必要です。

解説

相談支援専門員は、本人・家族の生活上の希望と課題を把握し、障害福祉サービス等の利用計画を作成して、医療、福祉、行政、訪問看護などの連携を調整します。退院前から参加すれば、利用可能なサービス、家族の休息、緊急時対応、成長後の支援を切れ目なく準備できます。Aちゃんは2か月で保育所利用の予定は示されず、保育士の優先度は低いです。民生・児童委員は地域の見守り、公認心理師は心理支援に役立ち得ますが、在宅療養全体のサービス調整役を優先します。

選択肢の確認

1.相談支援専門員:障害福祉サービス利用計画と多機関連携を担い、退院後の生活支援体制づくりに最も必要です。
2.保育所の保育士:Aちゃんは生後2か月で保育所利用の記載がなく、退院時の在宅支援調整の中心ではありません。
3.民生・児童委員:地域の相談・見守り資源ですが、医療的ケアと障害福祉サービスの専門的調整は担いません。
4.大学病院の公認心理師:家族の心理支援は有用でも、退院後サービスの具体的な利用調整が現段階では優先です。

覚えるポイント

医療的ケア児の退院前会議には「家庭で実際に支える人」と「制度・サービスを調整する人」を入れ、医療から生活へ切れ目なくつなぎます。

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