72AM11|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
散乱線除去グリッドの幾何学的性能で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
グリッド比・グリッド密度・集束距離・使用距離限界の定義をそのまま確認します。
解説
直線グリッドの密度は、有効面積の中心部でグリッド面に沿った単位長さ当たりの吸収はく数です。グリッド比ははく間隙に対する高さの比で、大きいほど斜入する散乱線をよく除去します。JIS Z 4910:2015では使用距離限界を端部の一次放射線透過率で定め、汎用は60%、乳房用は80%です。
選択肢の確認
1
1.平行グリッドの集束距離は2m である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 平行グリッドの吸収はくは平行で一点へ集束しないため、有限の2 mを集束距離とはしません。
2
2.グリッド比が大きいほど散乱線除去効果は低下する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 はくが相対的に高くなるほど斜方向の散乱線を遮る範囲が広がり、除去効果は上昇します。
3
3.平行方向による減弱は集束距離、グリッド密度、横方向のずれで表される。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 平行方向の幾何学的減弱を表す要因の列挙として不適切で、集束距離は集束グリッド固有の量です。
4
4.グリッド密度は直線グリッドの中心部における1cm 当たりのはくの数であ
る。
判定:正答(記述は正しい)。 規格上のグリッド密度の定義どおり、中心部1 cm当たりの吸収はく数を表します。
5
5.乳房撮影用グリッドの使用限界距離は一次 X 線透過率が 60%となる距離で
ある。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 一次放射線透過率60%は汎用グリッドの限界で、乳房用はより厳しい80%を用います。
覚えるポイント
- グリッド密度の単位は本/cm、グリッド比は高さ÷はく間隙です。
- 使用距離限界の一次線透過率は汎用60%、乳房用80%です。
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