73PM8|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問
散乱線除去グリッドについて正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
散乱線除去グリッドの一次放射線透過率Tp、全放射線透過率Ttと各指標の式を使います。
解説
コントラスト改善比KはTp/Tt、露出倍数Bは1/Tt、イメージ改善係数QはK²/Bです。よってQ=Tp²/Tt=Tp²Bとなり、一次放射線透過率の2乗はQを決める比例因子です。グリッド比を上げると散乱線除去は改善しますが、露出倍数と被ばくは増えます。
選択肢の確認
1
1.一次放射線透過率は選択度に反比例する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 選択度Σは一次放射線透過率Tpを散乱放射線透過率Tsで除した値で、Tpと反比例する定義ではありません。
2
2.グリッド比が高くなると露出倍数は小さくなる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 高グリッド比では全放射線透過率Ttが低下し、B=1/Ttである露出倍数は大きくなります。
3
3.グリッド比が高くなると被ばく線量が小さくなる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 高グリッド比を用い同じ受像器線量を得るには入射線量を増やすため、患者被ばくは増えます。
4
4.一次放射線透過率の2乗はイメージ改善係数に比例する。
判定:正答(記述は正しい)。 Q=K²/B=Tp²/Ttであり、Tp²はイメージ改善係数を決める比例因子です。
5
5.一次放射線透過率の2乗はコントラスト改善比に比例する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 コントラスト改善比はK=Tp/Ttと一乗の比で、Tp²との比例関係ではありません。
覚えるポイント
- K=Tp/Tt、B=1/Tt、Q=K²/B=Tp²/Ttです。
- 高グリッド比は散乱線除去を改善しますが、露出倍数も増やします。
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