72AM38|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
粒子線治療の適応となるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
粒子線、とくに炭素線の高LET・高RBEを、局所性で光子抵抗性の腫瘍へ生かします。
解説
粒子線は有限飛程とBragg peakにより標的へ線量を集中できます。炭素線は高LETで生物学的効果が高く、頭頸部粘膜悪性黒色腫など光子線抵抗性の局所腫瘍が適応となります。全身性疾患や、呼吸・内容物で位置変動が大きい中空臓器疾患は本選択肢中の代表適応ではありません。
選択肢の確認
1
1.胃 癌
判定:正答ではない(記述は誤り)。 胃は内容物・蠕動・呼吸で動く中空臓器で、通常の胃癌を粒子線の代表的適応とはしません。
2
2.白血病
判定:正答ではない(記述は誤り)。 白血病は全身の血液・骨髄に広がるため、局所へ線量を集中する粒子線の性質を生かせません。
3
3.悪性黒色腫
判定:正答(記述は正しい)。 悪性黒色腫は光子線抵抗性ですが高LET炭素線の高い生物学的効果を期待でき、局所病変が適応になります。
4
4.甲状腺眼症
判定:正答ではない(記述は誤り)。 甲状腺眼症では必要に応じ低線量の光子外部照射を用い、高線量粒子線で腫瘍制御する疾患ではありません。
5
5.多発性骨髄腫
判定:正答ではない(記述は誤り)。 多発性骨髄腫は多発・全身性で、局所疼痛には光子線緩和照射を用いるのが一般的です。
覚えるポイント
- 陽子線は線量集中、炭素線は線量集中に高LET・高RBEが加わります。
- 粒子線適応は局所性、臓器移動、既存治療との比較を含めて判断します。
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