74AM44|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
粒子線治療において拡大ブラックピーク法のピーク幅を決めるパラメータはどれ か。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
粒子線の拡大Braggピーク〈SOBP〉の幅を、標的のビーム軸方向の厚さと対応させます。
解説
単一エネルギーの粒子線は飛程終端に狭いBraggピークを作ります。深さの異なる複数エネルギー成分を重ね、標的の近位端から遠位端まで均一線量にしたものがSOBPです。したがって必要なピーク幅は、セットアップ・臓器運動などのマージンを含むPTVのビーム深部方向の長さで決まります。入射エネルギーは主に到達飛程、すなわちピーク位置を決めます。
選択肢の確認
1
1.処方線量
判定:正答ではない(記述は誤り)。 処方線量はSOBP内の線量レベルを決めますが、近位端と遠位端の距離である幅を直接決めません。
2
2.アイソセンタの深さ
判定:正答ではない(記述は誤り)。 アイソセンタ深さはビームのおおよその到達位置に関係しますが、標的の前後方向厚さを表さないため幅は決まりません。
3
3.CTV の側方向の長さ
判定:正答ではない(記述は誤り)。 CTVの側方向長さは照射野の横幅やコリメーションに関係し、深さ方向のピーク幅ではありません。
4
4.PTV の深部方向の長さ
判定:正答(記述は正しい)。 ビーム方向に見たPTVの近位端から遠位端までを覆うよう、SOBPの幅を設定します。
5
5.ビームの入射エネルギー
判定:正答ではない(記述は誤り)。 入射エネルギーは粒子の飛程とBraggピークの深さを主に決め、幅は複数エネルギーの重ね方で作ります。
覚えるポイント
- 粒子エネルギー=飛程・ピーク位置、SOBP幅=PTVのビーム軸方向厚です。
- 側方向は照射野、深部方向はレンジとSOBPとして別々に設計します。
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