72PM44|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
粒子線治療装置の Wobbler〈ワブラー〉散乱体法における照射系機器でないのは どれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
ワブラー散乱体法の二次元平坦化、飛程調整、SOBP形成を担う機器を粒子線固有のビーム形成として整理します。
解説
ワブラー法では細い粒子線を二つの直交電磁石で円運動させ、散乱体で広げて横方向の一様照射野を作ります。リッジフィルタで異なる飛程のBraggピークを重ねてSOBPを作り、レンジシフタで全体の到達深さを調整します。光子線のフラットニングフィルタはこの照射系の構成要素ではありません。
選択肢の確認
1
1.散乱体
判定:正答ではない(記述は正しい)。 細い入射ビームの角度分布を広げ、ワブラー軌道と重ねて横方向を平坦化するため必要です。
2
2.電磁石
判定:正答ではない(記述は正しい)。 直交する走査電磁石に位相差のある電流を流し、ビームを円形軌道で高速に振ります。
3
3.レンジシフタ
判定:正答ではない(記述は正しい)。 水等価物質をビーム中に入れ、入射エネルギーを下げてBraggピークの深さを浅くシフトします。
4
4.リッジフィルタ
判定:正答ではない(記述は正しい)。 異なる厚さの稜を周期的に通過させ、単一Braggピークを深さ方向に重ねて拡大Braggピークを作ります。
5
5.フラットニングフィルタ
判定:正答(記述は誤り)。 光子線リニアックの前方向に強いX線分布を平坦化するもので、粒子線ワブラー照射系には使いません。
覚えるポイント
- 横方向=ワブラー電磁石+散乱体、深さ方向=リッジフィルタ+レンジシフタです。
- フラットニングフィルタはX線治療ヘッドの機器です。
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