72PM43|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
電子線の複数の PDD データを別に示す。 変更した計測条件パラメータはどれか。

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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
複数PDD曲線の実用飛程と深部90%線量域が共通か、表面・ピーク付近の出力だけが変わるかを読んで、電子線エネルギーと照射野を区別します。
解説
図の各PDDは深部の急激な線量低下位置と実用飛程Rpがほぼ共通である一方、浅部のPDDとピーク特性が異なります。電子線は照射野が小さいと側方散乱平衡が破れ、中心軸深部線量が低下します。したがって変更されたのは照射野です。
選択肢の確認
1
1.SSD
判定:正答ではない(記述は誤り)。 SSD変化は仮想線源からの幾何学と空中散乱を変えますが、図のような小照射野に特有の側方散乱平衡の系列的変化を主に示す条件ではありません。
2
2.照射野
判定:正答(記述は正しい)。 照射野が電子の側方散乱範囲より小さくなると、中心軸へ入る散乱電子が減ってPDD形状が変わります。
3
3.線量率
判定:正答ではない(記述は誤り)。 線量率は単位時間当たりの出力を変えますが、線形領域で正規化PDDの深さ形状をこのように変えません。
4
4.電離箱印加電圧
判定:正答ではない(記述は誤り)。 電離箱の印加電圧が適正な飽和領域にあれば、多少の変化で正規化PDDが系列的に変わるものではありません。
5
5.ビームエネルギー
判定:正答ではない(記述は誤り)。 電子線エネルギーが変わればR50やRpなど深部線量低下の位置自体が大きく移動しますが、図では飛程がほぼ共通です。
覚えるポイント
- 電子線エネルギーは到達深さ、照射野は側方散乱平衡とPDD形状を変えます。
- 小電子線照射野では側方散乱平衡の不成立を疑います。
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