72AM37|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
前立腺癌の根治的局所外部照射で生じうる晩期障害はどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
前立腺照射野に隣接する直腸・膀胱の晩期障害を考えます。
解説
前立腺は直腸前壁と接し、根治線量では直腸の一部も反復して被ばくします。照射後数か月〜数年に血管拡張、粘膜脆弱化、潰瘍などの晩期放射線直腸炎を生じ、下血・直腸出血として現れます。治療計画では直腸DVHを制約し線量集中を図ります。
選択肢の確認
1
1.腎不全
判定:正答ではない(記述は誤り)。 腎臓は通常の前立腺局所照射野から離れており、腎不全は代表的局所晩期障害ではありません。
2
2.精巣炎
判定:正答ではない(記述は誤り)。 精巣は標的外で散乱線を受け得ますが、精巣炎は前立腺外部照射の典型的晩期障害ではありません。
3
3.下[浮腫
判定:正答ではない(記述は誤り)。 下肢浮腫はリンパ節郭清や広範な骨盤リンパ領域治療で問題になりますが、前立腺局所照射の代表ではありません。
4
4.脊髄麻痺
判定:正答ではない(記述は誤り)。 脊髄は骨盤内前立腺照射野に含まれず、脊髄麻痺を想定する解剖学的位置ではありません。
5
5.直腸出血
判定:正答(記述は正しい)。 前立腺直後の直腸前壁が高線量を受けるため、晩期放射線直腸炎による出血を生じ得ます。
覚えるポイント
- 前立腺放射線治療の近接リスク臓器は直腸と膀胱です。
- 急性障害は粘膜炎症、晩期障害は血管障害・線維化を基盤に考えます。
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