72PM100|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第72回

0.18 Bq・cm−3 の 137 Cs と 0.75 Bq・cm−3 の 89 Sr を含む放射性廃液を直ちに排水 するための最小の希釈倍数はどれか。 ただし、排水中の濃度限度を 137 Cs は 0.09 Bq・cm−3、89 Sr は 0.3 Bq・cm−3 とす る。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

複数核種を同時に含む排水では、各濃度を濃度限度で割った比の総和が1以下となるよう希釈します。

解説

希釈倍数をDとすると、137Csの濃度限度比は(0.18/D)/0.09=2/D、89Srは(0.75/D)/0.3=2.5/Dです。混合物の加算規則より2/D+2.5/D=4.5/D≦1が必要なのでD≧4.5です。提示された整数の最小希釈倍数は5倍です。5倍後は137Csが限度の0.4、89Srが0.5で、和は0.9となり条件を満たします。

選択肢の確認

1

1.2

判定:正答ではない(記述は誤り)。 2倍では濃度限度比の和が4.5/2=2.25となり1を超えます。

2

2.3

判定:正答ではない(記述は誤り)。 3倍では濃度限度比の和が4.5/3=1.5で、排水条件を満たしません。

3

3.5

判定:正答(記述は正しい)。 5倍では137Csの比0.4と89Srの比0.5の和が0.9となり、選択肢中の最小適合値です。

4

4.6

判定:正答ではない(記述は誤り)。 6倍でも比の和は0.75で条件を満たしますが、必要最小の5倍より大きい希釈です。

5

5.10

判定:正答ではない(記述は誤り)。 10倍なら比の和は0.45ですが、最小希釈倍数という条件に合いません。

覚えるポイント

  • 混合核種はΣ(Ci/Li)≦1で判断します。
  • 希釈前の比の和は0.18/0.09+0.75/0.3=4.5、よって最小5倍です。

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