72PM91|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
X 線写真を別に示す。 異常を認める部位はどれか。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
肩周囲X線像で各骨の皮質を追い、鎖骨骨幹部の骨折線と転位を識別します。
解説
画像では鎖骨中央〜外側寄りの骨幹部に明瞭な皮質断裂と段差があり、転位を伴う鎖骨骨折です。上腕骨頭は関節窩に位置し、肩峰・烏口突起・可視範囲の肋骨には同様の骨折線を認めません。肩周囲は一つの目立つ病変だけでなく、鎖骨、肩鎖関節、肩甲骨、上腕骨近位部を順に確認します。
選択肢の確認
1
1.烏口突起
判定:正答ではない(記述は誤り)。 烏口突起の皮質は保たれ、異常線はその頭側を走る鎖骨にあります。
2
2.肩 峰
判定:正答ではない(記述は誤り)。 肩峰自体に骨折線はなく、異常は肩峰と関節する鎖骨のより内側にあります。
3
3.鎖 骨
判定:正答(記述は正しい)。 鎖骨骨幹部に皮質不連続、骨折線、骨片の段差があり、異常部位です。
4
4.上腕骨頭
判定:正答ではない(記述は誤り)。 上腕骨頭の球状輪郭は保たれ、明瞭な骨折線や脱臼はありません。
5
5.肋 骨
判定:正答ではない(記述は誤り)。 描出された肋骨には明らかな皮質断裂がなく、主病変は鎖骨です。
覚えるポイント
- 鎖骨骨折は中1/3に多く、皮質の断裂と骨片の段差を確認します。
- 肩外傷像では鎖骨、肩鎖関節、上腕骨近位部、肩甲骨を系統的に追います。
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