72PM17|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
乳房 X 線写真と比較したときの乳腺超音波像の特徴について正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
乳腺超音波は局所の実時間観察に強い一方、乳房全体の一覧性、微細石灰化、再現性に制約があります。
解説
手持ちプローブの超音波は、乳房を少しずつ走査して断面像を得るため、乳房全体を1枚や標準化された2方向で記録するマンモグラフィより全体像を把握しにくい検査です。その代わり囊胞性・充実性の判別や高濃度乳房の腫瘤描出に有用です。
選択肢の確認
1
1.空間分解能が高い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 近距離の局所断面は高解像でも、微細石灰化や全乳房の空間分解と一覧性はX線マンモグラフィが優れます。
2
2.全体像を把握しにくい。
判定:正答(記述は正しい)。 プローブの幅の局所断面を順次観察するため、乳房全体の病変分布を一目で把握するのは難しいです。
3
3.アーチファクトが少ない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 多重反射、側方陰影、後方増強、後方陰影など多くのアーチファクトが現れ、診断情報と誤像の区別が必要です。
4
4.微細石灰化の描出に優れる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 微小・集簇石灰化の検出はマンモグラフィが最も得意で、超音波では伴う腫瘤がない微細石灰化を見落としやすいです。
5
5.術者の技術の差による影響が少ない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 プローブの当て方、圧迫、走査順序、装置設定が結果に影響し、術者間の技能差を受けやすい検査です。
覚えるポイント
- 超音波=局所・囊胞/充実・実時間、マンモ=全体・微細石灰化です。
- 手持ち乳腺超音波は術者依存性と全体像の把握しにくさが弱点です。
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