73PM36|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問
直線加速器の照射ヘッド構造で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
直線加速器の照射ヘッドで、X線モードと電子線モードの部品を分けて考えます。
解説
加速管からの電子ビームは偏向電磁石で照射方向へ曲げられます。270度偏向系はビームを曲げるだけでなく、運動量の異なる電子の軌道差を利用したエネルギー選別と電子ビームの収束を行います。X線照射ではターゲットとフラットニングフィルタ、電子線照射では散乱箔を用います。
選択肢の確認
1
1.ターゲットで電子を散乱させる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 ターゲットは高エネルギー電子を制動してX線を発生させる部品で、電子線照射で電子を広げるのは散乱箔です。
2
2.プライマリコリメータは可変である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 ターゲット直後のプライマリコリメータは最大照射野を規定する固定絞りで、可変ジョーではありません。
3
3.モニタ線量計は指頭形電離箱である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 照射野を通過する線量を監視するモニタ線量計は通常、面積の広い平行平板形透過電離箱です。
4
4.フラットニングフィルタは電子線で用いる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 フラットニングフィルタは前方集中したX線ビームを平坦化する部品で、電子線では散乱箔や走査磁石を用います。
5
5.270 度偏向マグネットは電子ビームを収束させる。
判定:正答(記述は正しい)。 270度偏向電磁石は加速管からの電子の向きを変え、エネルギーを選別しながらビームを収束させます。
覚えるポイント
- X線モード=ターゲット・フラットニングフィルタです。
- 電子線モード=散乱箔、270度偏向系=偏向・エネルギー選別・収束です。
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