73PM72|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第73回

511 keV の γ 線がコンプトン散乱するときの散乱角 90 度の散乱線エネルギー [keV]に最も近いのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

コンプトン散乱式へ入射光子エネルギーと散乱角を代入し、散乱光子エネルギーを計算します。

解説

散乱光子エネルギーはE′=E/{1+[E/(mₑc²)](1−cosθ)}です。E=511 keV、mₑc²=511 keV、θ=90°ではcosθ=0なので、E′=511/(1+1)=255.5 keVとなり、最も近い256 keVを選びます。

選択肢の確認

1

1.128

判定:正答ではない(記述は誤り)。 128 keVは計算値255.5 keVの約半分で、分母を過大にした値です。

2

2.170

判定:正答ではない(記述は誤り)。 170 keVは分母を3とした場合に近く、90°散乱の分母2とは一致しません。

3

3.256

判定:正答(記述は正しい)。 511/{1+(511/511)(1−0)}=255.5 keVなので、256 keVが最も近い値です。

4

4.341

判定:正答ではない(記述は誤り)。 341 keVは90°散乱で得られる値より高く、エネルギー移行を小さく見積もっています。

5

5.511

判定:正答ではない(記述は誤り)。 511 keVのままなら散乱によるエネルギー移行がなく、90°コンプトン散乱を表しません。

覚えるポイント

  • E′=E/{1+(E/511)(1−cosθ)}をkeV単位で使えます。
  • 511 keV光子の90°散乱では散乱光子エネルギーは約256 keVです。

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