74AM23|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
胆囊の超音波像を別に示す。 矢印で示すアーチファクトはどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
胆嚢内へ偽のエコーが入り込む所見を、ビームの副極に由来するサイドローブとして判定します。
解説
本来無エコーである胆嚢内に、隣接する強い反射体の位置に対応した偽エコーが見えます。主ビームの横へ放射される弱いサイドローブが強反射体へ当たり、装置がその反射を主ビーム上から返ったものとして表示するためです。ゲイン低下、フォーカス調整、探触子角度変更などで変化し得ます。
選択肢の確認
1
1.音響陰影
判定:正答ではない(記述は誤り)。 音響陰影は結石などの後方に低エコー域を作りますが、矢印は胆嚢内の偽高エコーを示しています。
2
2.音響増強
判定:正答ではない(記述は誤り)。 音響増強は低減衰の胆汁を通過した深部組織が明るくなる現象で、胆嚢内に局所的な偽像を作るものではありません。
3
3.鏡面効果
判定:正答ではない(記述は誤り)。 鏡面効果では横隔膜など強い反射面を挟んで構造が対称に複製されますが、その配置ではありません。
4
4.サイドローブ
判定:正答(記述は正しい)。 主ビーム外のサイドローブが周囲の強反射体を拾い、その信号が胆嚢内に誤配置された像です。
5
5.コメット様エコー
判定:正答ではない(記述は誤り)。 コメット様エコーは短い多重反射による密な線状高エコーで、矢印部の広がった偽像とは異なります。
覚えるポイント
- サイドローブは主ビーム外の反射を主軸上へ誤表示し、嚢胞・胆嚢内に偽エコーを作ります。
- 無エコー腔内の偽像は、角度・焦点・ゲインを変えて再現性を確認します。
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