74AM17|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
右側腹部の超音波像を別に示す。 矢印で示すアーチファクトはどれか。

解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
腎辺縁から伸びる帯状低エコーを、屈折に由来する外側陰影として識別します。
解説
画像では腎臓の曲面状辺縁に接する位置から、深部へ細い低エコー帯が伸びています。曲面へ入射した音波が屈折・発散し、その直下へ十分な音波が届かなくなることで生じる外側陰影〈edge shadow〉です。強吸収体の真後ろに出る音響陰影とは発生部位が異なります。
選択肢の確認
1
1.音響陰影
判定:正答ではない(記述は誤り)。 音響陰影は結石や骨など減衰の大きい物体の直後に生じます。本像は腎辺縁から始まる細い影で、強吸収体を原因としません。
2
2.外側陰影
判定:正答(記述は正しい)。 腎の曲面境界で音波が屈折して外側へ逸れ、辺縁直下に低エコー帯を作る典型的な外側陰影です。
3
3.鏡面反射
判定:正答ではない(記述は誤り)。 鏡面反射では横隔膜など強い反射面の反対側へ構造が複製されますが、ここに重複像はありません。
4
4.多重反射
判定:正答ではない(記述は誤り)。 多重反射は強い反射面間の往復により等間隔の反射像が並ぶ所見で、本像の単一帯状陰影とは異なります。
5
5.後方エコーの増強
判定:正答ではない(記述は誤り)。 後方エコー増強は嚢胞など低減衰領域の後方が周囲より明るくなる現象で、矢印部は逆に暗くなっています。
覚えるポイント
- 外側陰影は嚢胞や臓器の曲面辺縁での屈折・ビーム発散によって生じます。
- 物体直後の影=音響陰影、曲面の両端から伸びる影=外側陰影です。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。