72AM16|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
右頸動脈の超音波像を別に示す。 この画像に認められるアーチファクトを低減するための方法として正しいのはど れか。2つ選べ。

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正解: 1・2
正答
1・2
この問題のポイント
画像の色反転はカラードプラの折り返しであり、ナイキスト限界とドプラ偏移を変える対策を選びます。
解説
頸動脈内で連続する血流の一部が反対色へ反転しており、パルスドプラのエイリアシングを示します。ドプラ偏移がPRF/2を超えると折り返すため、送信周波数を下げて偏移を小さくするか、PRFを上げてナイキスト限界を高くします。これは方位分解能やサイドローブの問題ではありません。
選択肢の確認
1
1.送信周波数を下げる。
判定:正答(記述は正しい)。 ドプラ偏移は送信周波数に比例するため、周波数を下げると同じ血流速度でも偏移が小さくなります。
2
2.パルス繰り返し周波数を上げる。
判定:正答(記述は正しい)。 ナイキスト限界はPRF/2なので、PRFの上昇は表示できる最大偏移を直接広げます。
3
3.方位分解能の高い探触子〈プローブ〉に交換する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 方位分解能の改善は近接構造の分離には有効ですが、速度サンプリング上限は変えません。
4
4.サイドローブの少ない探触子〈プローブ〉に交換する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 サイドローブ低減は主ビーム外の偽エコー対策で、色の折り返しを解消しません。
5
5.超音波ビームの方向と血流方向のなす角度を小さくする。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 血流との角度を小さくするとcosθが増してドプラ偏移が大きくなり、折り返しを悪化させ得ます。
覚えるポイント
- エイリアシング対策はPRFを上げる、送信周波数を下げる、ベースラインを移すなどです。
- 色の反転が血管内で急に現れる所見とナイキスト限界を結び付けます。
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