74AM37|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第74回

緊急照射の適応となるのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5

この問題のポイント

放射線治療を急ぐ腫瘍学的緊急症を、不可逆的な神経障害の危険から判断します。

解説

転移性脊椎腫瘍による脊髄圧迫で下肢筋力が低下している場合、治療が遅れると歩行能力や膀胱直腸機能を不可逆的に失うため、ステロイド投与、画像評価、手術適応判断と並行して緊急放射線治療を検討します。ほかに上大静脈症候群や腫瘍性気道狭窄なども緊急照射の代表です。

選択肢の確認

1

1.大腿骨転移による骨折

判定:正答ではない(記述は誤り)。 大腿骨など荷重骨の病的骨折は整形外科的固定・安静が優先され、放射線治療だけを直ちに行う状況とは異なります。

2

2.多発肝転移による黄疸

判定:正答ではない(記述は誤り)。 多発肝転移による黄疸は全身病勢・胆道閉塞への対応が中心で、通常の緊急照射適応ではありません。

3

3.転移性脳腫瘍による悪心

判定:正答ではない(記述は誤り)。 脳転移の悪心には浮腫に対するステロイドなどを開始しますが、悪心だけで本問の最優先緊急照射とはなりません。

4

4.転移腹膜播種による腸閉塞

判定:正答ではない(記述は誤り)。 腹膜播種による腸閉塞では減圧、輸液、外科・薬物的緩和を検討し、照射の効果発現を待てない場合があります。

5

5.転移性脊椎腫瘍による下肢筋力低下

判定:正答(記述は正しい)。 下肢筋力低下は転移性脊髄圧迫の神経症状で、機能温存のため診断・治療を緊急に進めます。

覚えるポイント

  • 緊急照射の代表は脊髄圧迫、上大静脈症候群、腫瘍性気道狭窄です。
  • 脊髄圧迫では治療前の歩行能力が予後を左右するため、時間を失わないことが重要です。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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