74AM38|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
脳転移の全脳照射について正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
全脳照射の適応、転移個数、髄膜播種、急性・亜急性有害事象、標準線量を確認します。
解説
全脳照射は多発脳転移やびまん性の頭蓋内病変、髄膜播種などで、症状緩和と頭蓋内制御を目的に用います。麻痺など神経症状があることは禁忌ではなく、むしろ治療対象となり得ます。代表的処方は30 Gy/10回/2週や20 Gy/5回です。脱毛は毛包線量により通常照射開始後2〜3週ほどで出現し、照射直後からではありません。
選択肢の確認
1
1.麻痺があると適応にならない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 麻痺は脳転移による局所神経症状であり、全身状態や予後を考慮して全脳照射の適応となり得ます。
2
2.髄膜播種があっても適応になる。
判定:正答(記述は正しい)。 髄膜播種は病変がびまん性に広がるため、症例に応じ全脳照射を含む広い照射が適応となります。
3
3.3か所以上の転移には無効である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 3か所以上の多発転移こそ全脳照射を検討する典型的状況であり、転移数だけで無効とはいえません。
4
4.1回目の照射直後から脱毛が始まる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 放射線性脱毛は毛周期の影響を受け、通常は治療開始から数週後に生じます。初回照射直後には始まりません。
5
5.6週間で60 Gyの処方が標準である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 標準的な緩和的全脳照射は30 Gy/10回などで、短期間に60 Gyを照射する処方ではありません。
覚えるポイント
- 全脳照射の代表処方は30 Gy/10回/2週または20 Gy/5回です。
- 脱毛は直後ではなく数週後、多発脳転移・髄膜播種も適応になり得ます。
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