74AM59|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
癌性疼痛に対する医療用麻薬の使用について誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
WHO方式に沿う癌疼痛治療の基本原則と、オピオイド増量の考え方を確認します。
解説
癌疼痛に対する医療用オピオイドは、可能なら経口で、時刻を決めて規則的に、痛みの強さと患者ごとの反応に合わせて投与します。モルヒネなどの強オピオイドには鎮痛効果について一律の天井効果がなく、疼痛と副作用を評価しながら個別に漸増します。ただし安全性を無視した無制限投与を意味せず、眠気、呼吸抑制、便秘などを監視します。
選択肢の確認
1
1.経口投与を基本とする。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 経口投与が可能なら侵襲が少なく自己管理しやすいため、基本的な投与経路とします。
2
2.疼痛の強さに応じて投与する。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 薬剤は疾患名だけでなく現在の疼痛強度に応じて選び、効果を再評価します。
3
3.時間を決めて規則正しく投与する。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 持続痛では痛みが再燃する前に一定間隔で投与し、突出痛にはレスキュー薬を用います。
4
4.患者個人の特性に合わせて投与する。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 必要量や副作用は個人差が大きいため、年齢・臓器機能・既往薬を含めて調整します。
5
5.使用量の増量には限度が設定されている。
判定:正答(記述は誤り)。 強オピオイドの鎮痛用量に全患者共通の上限は設定せず、効果と有害事象に基づき滴定します。
覚えるポイント
- 癌疼痛治療は経口的・時刻を決めて・個別量で・細かな配慮を基本にします。
- 強オピオイドに一律の最大鎮痛用量はありませんが、副作用監視と用量調整は必須です。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。