77PM34|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
画像圧縮に用いられる手法はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
画像圧縮では、画像データをそのまま保存するのではなく、変換や符号化によってデータ量を減らします。
代表的な画像圧縮手法の 1 つが、**離散コサイン変換〈DCT〉**です。
解説
離散コサイン変換〈DCT:discrete cosine transform〉は、画像を周波数成分に分解する変換です。
自然画像では、低周波成分に多くの情報が集まり、高周波成分は比較的小さくなることが多いです。DCT を用いると、画像情報を少数の重要な係数に集めやすくなります。
JPEG 圧縮では、画像を小さなブロックに分けて DCT を行い、重要度の低い高周波成分を量子化で削減します。その後、符号化を行うことでデータ量を小さくします。
このように、DCT は画像圧縮に広く用いられる基本的な手法です。
国家試験ではここを押さえる
JPEG 圧縮 = 離散コサイン変換〈DCT〉 と覚えると解きやすいです。
選択肢の確認
1.誤り。
ウィンドウ処理は、CT 画像などで表示する CT 値範囲を調整する処理です。画像の見え方を変える表示処理であり、画像圧縮の代表的手法ではありません。
2.誤り。
ボケマスク処理は、画像の鮮鋭化や強調処理に関係する画像処理です。データ量を削減する圧縮手法ではありません。
3.正しい。
離散コサイン変換は、画像を周波数成分に変換し、重要度の低い成分を削減しやすくするため、画像圧縮に用いられます。JPEG 圧縮の代表的な基礎技術です。
4.誤り。
ヒストグラム平坦化は、画像の濃度分布を広げてコントラストを改善する処理です。画像強調処理であり、圧縮手法ではありません。
5.誤り。
サブトラクション処理は、2 枚の画像の差分を取る処理です。血管造影や経時差分画像などで用いられますが、画像圧縮の代表的手法ではありません。
覚えるポイント
- 画像圧縮では、データ量を減らすために変換・量子化・符号化を行います。
- **離散コサイン変換〈DCT〉**は JPEG 圧縮で重要です。
- DCT は画像を周波数成分に分解します。
- ウィンドウ処理、ヒストグラム平坦化、ボケマスク処理は画像表示・強調処理です。
- サブトラクション処理は差分画像を作る処理です。