77PM99|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
GM 管式サーベイメータによる表面汚染検査で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
GM 管式サーベイメータは、表面汚染の有無や汚染箇所の探索に用いられます。
表面汚染検査では、最初に時定数を短くして応答を速くし、汚染箇所を探します。
その後、必要に応じて時定数を長くして、指示値を安定させて確認します。
解説
GM 管式サーベイメータは、放射線が入射したときの電離をガス増幅により大きなパルスとして検出する測定器です。
β 線や γ 線の汚染確認に用いられますが、出力パルスの大きさが放射線エネルギーにほとんど依存しないため、エネルギー測定には向きません。
表面汚染検査では、まず広い範囲を走査して汚染箇所を見つける必要があります。このとき、時定数を短くするとメータの応答が速くなり、局所的な汚染を見つけやすくなります。
ただし、時定数を短くすると指示値の変動は大きくなります。汚染箇所を見つけた後に定量的に読み取る場合は、時定数を長くして指示値を安定させることがあります。
実務でのポイント
汚染検査では、プローブを表面に近づけ、ゆっくり走査します。
速く動かしすぎると、局所的な汚染を見落とす原因になります。
選択肢の確認
1.誤り。
GM 管式サーベイメータは、β 線の有無や計数率の測定には用いられますが、β 線のエネルギー測定には適していません。エネルギー弁別能力は基本的にありません。
2.誤り。
30 cm/s 程度で素早くプローブを走査すると、汚染箇所を見落とす可能性があります。表面汚染検査では、プローブを表面に近づけてゆっくり走査します。
3.正しい。
最初に時定数を短くすると応答が速くなり、汚染箇所を特定しやすくなります。汚染箇所を確認した後は、必要に応じて時定数を長くして測定値を安定させます。
4.誤り。
β 線は飛程が短く、窓の方向、プローブと表面の距離、入射角、汚染面の形状などの影響を受けます。方向を問わず一定の感度で測定できるわけではありません。
5.誤り。
アルミニウムフィルタでプローブ全体を保護すると、β 線が吸収・減弱され、表面汚染を正しく検出できない可能性があります。汚染防止には、薄いビニールやラップなど、測定への影響が少ない保護を用います。
覚えるポイント
- GM 管式サーベイメータは、表面汚染の探索に用いられます。
- β 線のエネルギー測定には向きません。
- 汚染探索では、最初に時定数を短くして応答を速くします。
- プローブは表面に近づけ、ゆっくり走査します。
- β 線測定では、窓の向き、距離、吸収材の影響に注意します。