78AM34第78回 診療放射線技師国家試験 過去問

医療画像情報学医療情報医療情報と規格

放射線情報システムから撮影装置に対して患者の検査に必要な情報を提供するた めに用いられる DICOM の機能(サービスクラス)はどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4.modality worklist management〈MWM〉

問題のポイント

DICOMには、画像を保存する機能だけでなく、検査情報をやり取りするための機能もあります。

本問では、「放射線情報システム〈RIS〉から撮影装置に対して、患者の検査に必要な情報を提供する機能」を問うています。

この機能が、modality worklist management〈MWM〉です。

なぜMWMが正しいか

撮影装置では、検査前に患者情報や検査情報を入力する必要があります。

例えば、

  • 患者ID
  • 患者氏名
  • 生年月日
  • 性別
  • 検査部位
  • 検査種別
  • 予約日時
  • 依頼医師
  • 撮影プロトコルに関係する情報

などです。

MWMを使うと、撮影装置がRISやHISから検査予定情報を取得できます。
これにより、撮影装置側で手入力する手間が減り、患者取り違えや入力ミスの防止につながります。

したがって、放射線情報システムから撮影装置へ検査に必要な情報を提供するDICOM機能は、4.MWMです。

他の選択肢との区別

1.storage
誤りです。
DICOM Storageは、画像データをPACSなどへ送信・保存するための機能です。
検査予定情報を撮影装置へ提供する機能ではありません。

2.verification
誤りです。
DICOM Verificationは、通信相手とDICOM接続できるかを確認する機能です。
いわゆるDICOM通信の疎通確認で、C-ECHOに相当します。

3.query and retrieve〈Q/R〉
誤りです。
Query/Retrieveは、PACSなどに保存されている過去画像を検索し、取得する機能です。
撮影前の検査予定情報を撮影装置へ渡す機能ではありません。

4.modality worklist management〈MWM〉
正しいです。
RISなどから撮影装置へ、患者情報や検査予定情報を提供する機能です。

5.modality performed procedure step〈MPPS〉
誤りです。
MPPSは、撮影装置からRISやPACSへ、検査の開始・終了・実施内容などを通知する機能です。
検査後の実施情報の連携に関係します。

覚えるポイント

DICOMサービスクラスは、役割で整理します。

  • MWM:RISから撮影装置へ検査予定情報を渡す
  • MPPS:撮影装置からRIS/PACSへ検査実施情報を返す
  • Storage:画像を保存・転送する
  • Verification:通信確認
  • Q/R:保存済み画像を検索・取得する

本問では、撮影装置に患者・検査情報を提供する機能なので、正答は4.MWMです。

関連問題

78AM3378AM35
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)