78AM35|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
画像診断用ディスプレイの評価で階調ごとの輝度の実測値と理論値の差によって 求められるのはどれか。
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正解: 5
正答
5.コントラスト応答
問題のポイント
画像診断用ディスプレイでは、階調が正しく表示されているかを評価することが重要です。
医用画像では、わずかな濃度差や輝度差が診断に関わるため、ディスプレイが設定された階調特性どおりに表示できているかを確認します。
このとき、階調ごとの輝度の実測値と理論値との差から評価するのがコントラスト応答です。
なぜコントラスト応答が正しいか
画像診断用ディスプレイでは、DICOM GSDF〈Grayscale Standard Display Function〉に基づいて、階調ごとの輝度が適切に表示されるように管理します。
コントラスト応答では、複数の階調パターンを表示し、それぞれの輝度を実測します。
その実測値が理論的に期待される輝度変化とどの程度一致しているかを評価します。
つまり、
- 低階調から高階調まで
- 各階調での輝度を測定し
- 理論値とのずれを確認する
という評価です。
したがって、階調ごとの輝度の実測値と理論値の差によって求められるものは、5.コントラスト応答です。
他の選択肢との区別
1.解像度
誤りです。
解像度は、細かい線やパターンをどの程度識別できるかを表します。
画素数、表示ピッチ、空間的な分解能に関係し、階調ごとの輝度差から求めるものではありません。
2.輝度比
誤りです。
輝度比は、最大輝度と最小輝度の比を表します。
ディスプレイの明暗の幅を示す指標ですが、階調ごとの実測値と理論値の差を評価するものではありません。
3.最大輝度
誤りです。
最大輝度は、ディスプレイが表示できる最も高い輝度です。
白表示などで測定しますが、階調ごとの理論値との差を評価する項目ではありません。
4.輝度均一性
誤りです。
輝度均一性は、画面内の位置によって輝度がどれくらい均一かを評価する項目です。
中央と周辺部などの輝度差を確認します。
5.コントラスト応答
正しいです。
階調ごとの輝度の実測値と理論値の差から、階調表示の正確さを評価します。
覚えるポイント
ディスプレイ評価は、何を測っているかで見分けます。
- 解像度:細かい構造の見え方
- 輝度比:最大輝度と最小輝度の比
- 最大輝度:最も明るい表示の輝度
- 輝度均一性:画面内の場所による輝度差
- コントラスト応答:階調ごとの輝度が理論どおりか
本問では、階調ごとの輝度の実測値と理論値の差を評価しているため、正答は5.コントラスト応答です。