78PM2第78回 診療放射線技師国家試験 過去問

診療画像検査学診療画像機器MRI装置

MRI装置で用いられるRFコイルで正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

MRIの RFコイル の種類と特徴を問う問題です。

RFコイルでは、形状、静磁場方向との関係、感度分布、均一性、SNRの違いがよく出題されます。

解説

MRIのRFコイルは、RFパルスの送信やMR信号の受信に用いられます。

QD型コイル は quadrature detection の考え方に基づき、互いに直交する2系統の信号を利用します。リニアコイルに比べて円偏波成分を効率よく利用できるため、信号取得の点で有利です。

この問題では、QD型コイルがリニアコイルに比べて信号を大きく得られることを確認します。

選択肢の確認

1.誤り。
ソレノイド型コイルは、コイル軸方向の磁場を利用する構造で、水平磁場方式の全身用MRIで一般的に実用されるRFコイルとしては扱いにくい形式です。水平磁場方式では、サドル型やバードケージ型などが重要です。

2.正しい。
QD型コイルは、直交する2つの受信成分を用いることで、リニアコイルより効率よく信号を得ます。本問ではこの特徴が問われています。

3.誤り。
バードケージ型コイルは、頭部用コイルなどで使われ、比較的均一なRF磁場を得やすい構造です。サドル型コイルに比べて画像の均一性が低いとはいえません。

4.誤り。
ソレノイド型コイルは局所的な高感度を得られる場合がありますが、サドル型コイルと比較して常にSN比が2倍良好であるとはいえません。RFコイルの性能は形状、対象部位、静磁場方向、使用条件で変わります。

5.誤り。
シングルループ型コイルの実用感度領域は、一般にコイル径と同程度からその近傍までと考えます。直径10 cmのコイルで実用感度領域が約20 cmになるとは考えにくいです。

覚えるポイント

  • QD型コイル は直交2成分を利用するため信号取得で有利です。
  • バードケージ型 は均一性に優れ、頭部用コイルなどで重要です。
  • 表面コイル は近傍感度が高い一方、深部感度は低下します。

RFコイル問題では、「コイル形状」「静磁場方向」「均一性」「SNR」「感度領域」をセットで整理します。

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