42PM24|第42回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
PCR(Polymerase Chain Reaction)検査法における増幅工程で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
PCRの「増幅」が何を増やす工程かを問う問題です。PCRは目的とするDNA領域を加熱・冷却のサイクルで繰り返し複製し,検出可能な量まで増やす方法です。
解説
PCRの1サイクルは,二本鎖DNAを1本鎖に分ける変性,プライマーを結合させるアニーリング,DNAポリメラーゼで新しい鎖を作る伸長で構成されます。このサイクルを繰り返すと,理想的には目的DNAがサイクルごとに約2倍に増えます。
RNAウイルスを対象にする場合は,逆転写でRNAからcDNAを作った後にそのDNAを増幅します。細胞分裂,電気信号,タンパク質,光学像を直接増やす工程ではありません。
選択肢の確認
1.細胞分裂を促進する。
誤り。
PCRは試験管内の酵素反応でDNAを複製する方法で,細胞を培養して分裂させる方法ではありません。
2.電気信号の振幅を拡大する。
誤り。
電子回路の増幅ではなく,核酸分子のコピー数を増やします。
3.タンパク質を合成する。
誤り。
タンパク質合成はリボソームで行われる翻訳であり,PCRの増幅対象はDNAです。
4.高倍率レンズで像を拡大する。
誤り。
光学的な拡大ではなく,目的とするDNA配列を分子レベルで複製します。
5.DNA を繰り返し複製する。
正しい。
変性,アニーリング,伸長を繰り返し,目的DNA領域を増幅します。
覚えるポイント
- PCRの対象はDNAで,基本工程は変性,アニーリング,伸長である。
- RNAを調べる場合は,逆転写後のcDNAを増幅する。
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