45PM46第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識操作・運用エネルギー治療・外科機器/高気圧酸素療法

第 1 種高気圧酸素療法装置で誤っているのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、第1種高気圧酸素療法装置の特徴を確認します。

高気圧酸素療法は、高い気圧環境で高濃度酸素を吸入させ、血液中に溶け込む酸素量を増やす治療です。

第1種装置のポイントは、次のとおりです。

  • 1人用の装置である。
  • 純酸素加圧が可能である。
  • 火災予防のため、治療前の持ち物確認が重要である。
  • 治療中の生体情報モニタリングが可能である。
  • 加圧が速すぎると耳痛や耳閉感が起こりやすい。

したがって、「1台で複数の患者を同時に治療できる」は第1種装置の説明として誤りです。

解説

高気圧酸素療法では、大気圧より高い圧力の環境で酸素を吸入します。
これにより、ヘモグロビンに結合する酸素だけでなく、血漿中に溶け込む酸素も増加します。

第1種高気圧酸素療法装置は、基本的に1人の患者を収容して治療する装置です。
複数の患者を同時に収容して治療する大型の装置は、第2種装置として扱います。

また、高濃度酸素環境では火災リスクが高くなります。
ライター、カイロ、電池式機器、化学繊維、油脂類など、発火や静電気に関係する持ち物の確認が重要です。

加圧中は中耳腔との圧平衡がうまくいかないと、耳痛を起こすことがあります。
患者の状態を観察しながら、適切な速度で加圧します。

安全管理上のポイント
高気圧酸素療法では、酸素濃度、圧力、火気、静電気、持ち物、耳痛、患者モニタをセットで確認します。
酸素が多い環境では、燃焼が起こりやすくなるため注意が必要です。

選択肢の確認

1.純酸素加圧が可能である。
記述としては正しい。
第1種高気圧酸素療法装置では、純酸素による加圧が可能です。高濃度酸素環境となるため、火災予防や静電気対策が重要です。

2.1 台で複数の患者を同時に治療できる。
正答。記述としては誤り。
第1種高気圧酸素療法装置は、基本的に1人用の装置です。1台で複数の患者を同時に治療できるのは、第2種装置の特徴として整理します。この問題では「誤っているもの」を選ぶため、2が正答です。

3.治療前に患者の持ち物検査が必要である。
記述としては正しい。
高濃度酸素環境では火災リスクが高くなります。ライター、発熱物、電池式機器、油脂類などの危険物を持ち込まないように、治療前の持ち物検査が必要です。

4.治療中に心電図のモニタリングが可能である。
記述としては正しい。
高気圧酸素療法中も患者状態の監視が必要です。専用または対応した機器を用いて、治療中に心電図などのモニタリングを行うことが可能です。

5.加圧速度が速すぎると耳痛を発症することがある。
記述としては正しい。
加圧が速すぎると、中耳腔と外界の圧の調整が追いつかず、耳痛や耳閉感を起こすことがあります。患者に耳抜きを促し、症状に応じて加圧速度を調整します。

覚えるポイント

  • 第1種高気圧酸素療法装置は、基本的に1人用である。
  • 複数患者を同時に治療できるのは、第2種装置として整理する。
  • 高濃度酸素環境では、火災や静電気への注意が重要である。
  • 治療前には持ち物検査を行う。
  • 加圧が速いと耳痛が起こることがある。
  • 高気圧酸素療法中も、患者状態のモニタリングが重要である。
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