46PM24|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
観血式血圧計でカテーテルと圧力トランスデューサを図のように配置した場合、もっとも大きな値を示す配置はどれか。 ただし、どの配置でもカテーテル先端部は同じ位置にあり、図の上方向を鉛直上向きとする。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、観血式血圧測定における圧力トランスデューサの高さと、測定値の関係が問われています。
血液や生理食塩液で満たされた測定ラインでは、静水圧の影響を受けます。圧力トランスデューサが測定部位より低い位置にあるほど、測定値は大きく表示されます。
解説
観血式血圧計では、カテーテル先端部の圧力が、液体で満たされたチューブを通して圧力トランスデューサへ伝わります。
このとき重要なのは、チューブの通り道の長さや上下の曲がり方ではなく、カテーテル先端部と圧力トランスデューサの鉛直方向の高さの差です。
図で見るポイント
図では、どの配置でもカテーテル先端部は同じ位置にあります。したがって、比べるべきなのは圧力トランスデューサ A、B、C、D の高さです。最も低い位置にあるのは D です。
圧力トランスデューサがカテーテル先端部より低い位置にあると、液柱の静水圧が加わります。
イメージとしては、次の関係です。
P測定 = P先端 + ρg × 高低差
ここで、高低差は「カテーテル先端部の高さ - 圧力トランスデューサの高さ」です。
圧力トランスデューサが低いほど、この高低差が大きくなり、測定値は大きくなります。
図の選択肢では D が最も低い位置にあるため、静水圧の加算が最も大きくなります。したがって、もっとも大きな値を示す配置は D です。
ひっかけポイント
チューブが途中で上に曲がったり下に曲がったりしていても、静水圧で効くのは最終的な高さの差です。チューブの経路そのものではなく、圧力トランスデューサの高さを見ます。
ME機器管理での注意点
観血式血圧測定では、圧力トランスデューサの高さ合わせとゼロ点調整が重要です。トランスデューサが低すぎると血圧は高めに、高すぎると低めに表示されます。
選択肢の確認
1.A
誤り。
Aは図中で最も高い位置にある圧力トランスデューサです。圧力トランスデューサが高い位置にあると、静水圧の影響で測定値は小さくなりやすいため、もっとも大きな値にはなりません。
2.B
誤り。
BはAより低い位置にありますが、Dよりは高い位置です。圧力トランスデューサが低いほど測定値は大きくなるため、最大値を示す配置ではありません。
3.C
誤り。
CはDより高い位置にあります。チューブの途中に低い部分があっても、測定値を決める静水圧の影響では、カテーテル先端部と圧力トランスデューサの高さの差が重要です。Dの方が低いため、Dの方が大きな値になります。
4.D
正しい。
Dは図中で最も低い位置にある圧力トランスデューサです。カテーテル先端部との鉛直方向の高低差が最も大きく、液柱による静水圧が最も大きく加わるため、測定値は最も大きくなります。
5.どの配置でも同じ
誤り。
液体で満たされた測定ラインでは、圧力トランスデューサの高さによって静水圧の影響が変わります。カテーテル先端部が同じ位置でも、圧力トランスデューサの高さが異なれば測定値は同じになりません。
覚えるポイント
- 観血式血圧測定では、圧力トランスデューサの高さが測定値に影響します。
- トランスデューサが測定部位より低いと、血圧は高めに表示されます。
- トランスデューサが測定部位より高いと、血圧は低めに表示されます。
- チューブの経路ではなく、測定部位とトランスデューサの鉛直方向の高さの差を見ます。
- 図では最も低い D が、もっとも大きな値を示します。
