19AM080第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

機能性構音障害

小児の構音訓練における構音位置づけ法について正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

構音位置づけ法は、舌・口唇・顎などをどこに置き、どのように呼気を出すかという目標音の構音操作を直接教示する方法である。

解説

構音訓練には、耳から音を聞かせる方法、すでに正しく言える語を手掛かりにする方法、口腔習癖への介入、動作を段階づける方法などがある。構音位置づけ法(phonetic placement method)は、鏡、舌圧子、図示、触覚手掛かりなどを使い、舌尖の位置、口唇の形、上下歯の関係、呼気方向を具体的に示して目標音を作る。名称の『位置づけ』を、構音器官の配置と運動を直接教える手続きに結び付ければよい。誤反応を反復させず、本人が正しい運動感覚を獲得できる形で手掛かりを徐々に減らす。

選択肢の確認

1.「聴覚的刺激を与えて目標音を模倣させる」:聴覚的刺激を与えて目標音を模倣させるのは聴覚刺激法で、構音器官の位置を直接教える位置づけ法とは異なる。
2.「目標音が産生される語から正しい音を導く」:目標音が正しく産生される特定の語からほかの語へ導くのはキーワード法である。
3.「異常な舌習癖を除去する」:異常な舌習癖の除去は口腔筋機能や習癖への働き掛けであり、構音位置づけ法そのものの定義ではない。
4.「目標音の構音操作を教える」:目標音を作る舌位、口唇形、顎位、呼気の出し方などの構音操作を教えるのが構音位置づけ法である。
5.「可能な動作から目標音に近づける」:現在可能な動作や音から小刻みに目標音へ近づけるのは漸次接近法、すなわちシェイピングの説明である。

覚えるポイント

聴いてまねる=聴覚刺激、正しく言える語を使う=キーワード、口の位置を教える=構音位置づけ、少しずつ近づける=漸次接近。

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