20AM002|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
神経と支配筋との組合せで正しいのはどれか。 a.副神経 ― 僧帽筋 b.迷走神経 ― 胸鎖乳突筋 c.三叉神経 ― 口蓋帆挙筋 d.顔面神経 ― 輪状咽頭筋 e.動眼神経 ― 瞳孔括約筋
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
脳神経の運動支配を、咽頭・口蓋の筋を含めて整理します。副神経と動眼神経の組合せが正しく、迷走神経、三叉神経、顔面神経に割り当てられた筋はそれぞれ別の神経支配です。
解説
副神経は胸鎖乳突筋と僧帽筋を支配します。動眼神経には外眼筋を動かす体性運動線維のほか、Edinger-Westphal核から毛様体神経節を経て瞳孔括約筋へ至る副交感線維があり、縮瞳を起こします。胸鎖乳突筋は迷走神経ではなく副神経支配です。口蓋帆挙筋は咽頭神経叢を介する迷走神経支配で、三叉神経支配なのは口蓋帆張筋です。輪状咽頭筋は上部食道括約筋の主要部で、主に迷走神経系の咽頭神経叢・反回神経などから支配を受け、顔面神経支配ではありません。したがって正しい記述はaとeです。
選択肢の確認
1.「a,b」は副神経―僧帽筋のaは正しいものの、迷走神経―胸鎖乳突筋のbが誤りです。
2.「a,e」は僧帽筋を支配する副神経と、瞳孔括約筋を副交感性に支配する動眼神経の両方が正しく、正答です。
3.「b,c」は胸鎖乳突筋も口蓋帆挙筋も提示された神経支配ではなく、両記述が誤りです。
4.「c,d」は口蓋帆挙筋を三叉神経、輪状咽頭筋を顔面神経とする点がともに不適切です。
5.「d,e」は動眼神経―瞳孔括約筋のeは正しい一方、顔面神経―輪状咽頭筋のdが誤りです。
覚えるポイント
三叉神経は口蓋帆張筋、迷走神経は口蓋帆挙筋と咽喉頭筋、副神経は胸鎖乳突筋・僧帽筋、動眼神経の副交感線維は瞳孔括約筋を支配します。