20AM003|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
各部位と主な神経伝達物質との組合せで正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
中枢のモノアミン作動性核と自律神経節後線維の伝達物質を区別します。黒質の代表的な伝達物質はドパミンであり、青斑核、縫線核、自律神経節後線維に提示された物質は入れ替わっています。
解説
黒質緻密部の神経細胞はドパミンを産生し、線条体へ投射する黒質線条体系を形成します。この系の変性はパーキンソン病の運動症状と深く関係します。青斑核は脳内ノルアドレナリン系の主要起始核で、覚醒や注意に関わります。縫線核はセロトニン系の主要起始核です。末梢自律神経では、交感・副交感とも節前線維はアセチルコリンを放出しますが、交感神経節後線維の多くはノルアドレナリン、副交感神経節後線維はアセチルコリンを放出します。交感神経でも汗腺支配線維はアセチルコリン性という例外があります。
選択肢の確認
1.「青斑核―アセチルコリン」は誤りで、青斑核の代表的伝達物質はノルアドレナリンです。
2.「縫線核―ノルアドレナリン」は誤りで、縫線核はセロトニン作動性ニューロンの主要な集団です。
3.「交感神経節後線維―セロトニン」は誤りで、多くはノルアドレナリンを放出し、汗腺ではアセチルコリンを用います。
4.「副交感神経節後線維―グルタミン酸」は誤りで、効果器ではアセチルコリンがムスカリン受容体に作用します。
5.「黒質―ドパミン」は黒質緻密部から線条体への投射を表す正しい組合せです。
覚えるポイント
青斑核はノルアドレナリン、縫線核はセロトニン、黒質はドパミンです。自律神経節前線維は両系ともアセチルコリン、節後線維は交感の多くがノルアドレナリン、副交感がアセチルコリンです。