20AM005|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
ホルモンと作用との組合せで誤っているのはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
各ホルモンが循環、糖代謝、カルシウム代謝、炎症に及ぼす方向を確認します。インスリンは血糖を上げるのではなく、細胞への糖取り込みや貯蔵を促して血糖を下げます。
解説
アンギオテンシンIIは強い血管収縮を起こし、アルドステロン分泌や水・ナトリウム保持も促すため血圧を上昇させます。インスリンは骨格筋・脂肪組織でのグルコース取り込み、肝・筋でのグリコーゲン合成を促進し、糖新生やグリコーゲン分解を抑えて血糖値を低下させます。アドレナリンは心臓のβ1受容体を介して心拍数と収縮力を増加させます。副甲状腺ホルモンは骨、腎、活性型ビタミンDを介して血中カルシウム濃度を上昇させます。糖質コルチコイドは炎症性サイトカイン産生などを抑え、強い抗炎症・免疫抑制作用を示します。
選択肢の確認
1.「アンギオテンシン―血圧上昇」は血管収縮と体液量増加を介する正しい作用です。
2.「インスリン―血糖上昇」は作用方向が逆で、インスリンは血糖を低下させるため誤りです。
3.「アドレナリン―心拍数増加」はβ1受容体刺激による正しい組合せです。
4.「副甲状腺ホルモン―血中カルシウム濃度上昇」は腎での再吸収などを介する正しい作用です。
5.「糖質コルチコイド―抗炎症作用」は臨床でステロイド薬を用いる根拠となる正しい組合せです。
覚えるポイント
血糖を直接低下させる代表的ホルモンはインスリンです。アンギオテンシンIIは血圧、PTHは血中カルシウム、アドレナリンは心拍数を上げ、糖質コルチコイドは炎症を抑えます。