20AM004第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

生理学

誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

消化液の分泌部位、消化酵素、pHを確認します。胃酸が十二指腸へ流入するため、膵液は重炭酸イオンに富むアルカリ性であり、「酸性」が誤りです。

解説

唾液腺から分泌される唾液には唾液アミラーゼが含まれ、デンプンの消化を開始します。胃前庭部のG細胞はガストリンを分泌し、胃酸分泌や胃運動を促進します。膵液は消化酵素に加えて重炭酸イオンを多く含み、十二指腸へ入った酸性胃内容を中和して膵酵素が働きやすい環境をつくるのでアルカリ性です。小腸では刷子縁膜を介して単糖であるグルコースが吸収されます。胆汁酸は肝細胞でコレステロールから合成され胆汁中へ分泌され、脂肪を乳化して吸収を助けます。胆汁は胆嚢で貯蔵・濃縮されますが、産生・分泌の起点は肝臓です。

選択肢の確認

1.「唾液にはアミラーゼが含まれる」は正しく、口腔内でデンプン分解を始めます。
2.「胃からガストリンが分泌される」は正しく、胃前庭部G細胞が主な分泌細胞です。
3.「膵液は酸性である」は誤りで、重炭酸イオンによりアルカリ性を示すため正答です。
4.「小腸ではグルコースが吸収される」は正しく、主にナトリウム依存性共輸送などを経て吸収されます。
5.「肝臓から胆汁酸が分泌される」は正しく、胆汁酸は肝臓で合成され胆汁の成分となります。

覚えるポイント

胃液は強い酸性、膵液は重炭酸に富むアルカリ性です。膵液の中和作用は十二指腸粘膜を保護し、膵消化酵素の至適pHを整えます。

関連問題

20AM00320AM005
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)