22PM003第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

生理学

レム睡眠で誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

REM睡眠は脳波上は覚醒に近く、急速眼球運動と骨格筋の強い弛緩を伴い、鮮明な夢が多い睡眠です。加齢では増加せず、割合が減少傾向になります。

解説

REM睡眠では低振幅速波の脳波がみられ、大脳皮質や自律神経活動は活発です。急速眼球運動、呼吸・心拍の変動、陰茎勃起などを伴い、夢の体験を報告しやすい時期です。一方、橋から脊髄への抑制機構により抗重力筋を含む骨格筋緊張は著しく低下し、夢の内容を実際の運動として表出しにくくなります。乳児ではREM睡眠の割合が高く、発達・加齢に伴って低下します。高齢者では総睡眠時間や深いNREM睡眠が減り、中途覚醒が増え、REM睡眠も増加するとはいえません。

選択肢の確認

1.「夢を見る」はREM睡眠で鮮明な夢を経験しやすく、正しい記述です。
2.「急速眼球運動を伴う」はREMという名称そのものの特徴です。
3.「骨格筋は弛緩する」はREMアトニアを表し、正しい記述です。
4.「大脳皮質は活発に活動」は覚醒に近い脳波活動として正しい記述です。
5.「加齢に伴って増加する」は誤りで、REM睡眠の割合は乳児で高く加齢で減少傾向となるため正答です。

覚えるポイント

REMは「脳は活発・目は動く・筋は弛緩・夢」。乳児で多く、加齢で増えるわけではありません。

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