25PM003|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
体性運動神経について誤っているのはどれか
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
有髄神経の伝導速度は、軸索径が太いほど内部抵抗が小さくなり、一般に速くなる。「太い神経ほど遅い」とする選択肢3が誤りである。
解説
神経膜が脱分極して閾値へ達すると、電位依存性Naチャネルが開いて全か無かの活動電位が生じる。末梢神経ではシュワン細胞が一つの軸索区間を髄鞘化し、髄鞘の切れ目であるランヴィエ絞輪から次の絞輪へ興奮が跳ぶ跳躍伝導を可能にする。髄鞘化と太い軸索径はいずれも伝導を高速化する。体性運動ニューロン末端では活動電位によりCa流入が起こり、シナプス小胞からアセチルコリンが放出され、骨格筋終板のニコチン受容体を活性化する。伝導と神経筋伝達の段階を分ける。
選択肢の確認
1.「閾値到達で活動電位」:正しい。閾値を超える脱分極で全か無かの活動電位が発生する。
2.「シュワン細胞が髄鞘形成」:正しい。末梢神経系の髄鞘形成細胞である。
3.「太い神経ほど伝導が遅い」:誤りで正答。軸索径が大きいほど伝導速度は速い。
4.「末端からアセチルコリン」:正しい。神経筋接合部の伝達物質である。
5.「ランヴィエ絞輪が跳躍伝導」:正しい。活動電位が絞輪ごとに再生され高速伝導する。
覚えるポイント
伝導を速める二条件は「太い・有髄」。末梢髄鞘はシュワン細胞、中枢髄鞘はオリゴデンドロサイトである。