第25回・2023年

25PM002|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

平滑筋で構成されるのはどれか

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正解5

正答

(5)

この問題のポイント

下部食道括約筋は食道胃接合部の平滑筋の持続的緊張によって逆流を防ぐ機能的括約部である。他の選択肢は心筋または横紋をもつ骨格筋である。

解説

平滑筋は横紋をもたず、自律神経・局所因子等の調節で不随意に収縮し、消化管下部などの壁を構成する。食道は上部ほど骨格筋成分が多く、下部では平滑筋が主体となり、下部食道括約筋が嚥下時に弛緩し、通常時は胃内容の逆流を防ぐ。心筋は横紋をもつが骨格筋とは異なる自動能・介在板を備える。横隔膜、輪状甲状筋、下咽頭収縮筋はいずれも骨格筋で、体性または鰓弓由来の運動神経支配を受ける。随意性だけでなく組織学的な筋種で判定する。

選択肢の確認

1.「心筋」:誤り。心臓固有の横紋筋で、平滑筋ではない。
2.「横隔膜」:誤り。横紋をもつ骨格筋で、横隔神経支配を受ける。
3.「輪状甲状筋」:誤り。喉頭の外喉頭筋に属する骨格筋で、上喉頭神経外枝が支配する。
4.「下咽頭収縮筋」:誤り。咽頭期嚥下に関わる骨格筋である。
5.「下部食道括約筋」:正しい。下部食道の平滑筋による機能的高圧帯として働く。

覚えるポイント

食道は上部に骨格筋、下部に平滑筋という移行をもつ。下部食道括約筋=平滑筋、上部食道括約部の輪状咽頭筋=骨格筋と対比する。

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