27AM003第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

解剖学

血中酸素濃度が最も高いのはどれか。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

血管名の「動脈・静脈」は酸素濃度ではなく、心臓から出るか心臓へ戻るかで決まる。肺循環だけは、静脈に高酸素血、動脈に低酸素血が流れる点を押さえる。

解説

肺胞でガス交換を終えた血液は酸素化され、肺静脈を通って左心房へ戻るため、選択肢中では肺静脈の酸素濃度が最も高い。冠動脈や肝動脈も左心系から分岐する動脈血で高酸素だが、組織へ向かう過程にある。奇静脈と腎静脈は組織で酸素を消費した後の静脈血である。動脈・静脈という名称と酸素化の程度を機械的に対応させないことが重要である。

選択肢の確認

1.「冠動脈」:誤り。心筋へ酸素を供給する動脈血だが、肺で酸素化された直後の肺静脈血より優先されない。
2.「肝動脈」:誤り。肝臓へ酸素化血を送るが、肺循環から左心系を経た体循環側の血管である。
3.「奇静脈」:誤り。胸壁などから上大静脈へ戻る低酸素の静脈血を運ぶ。
4.「腎静脈」:誤り。腎組織を灌流した後の血液を下大静脈へ返す。
5.「肺静脈」:正しい。肺胞で酸素化された血液を左心房へ運ぶ。

覚えるポイント

肺動脈は低酸素血、肺静脈は高酸素血である。血管の分類基準は流れる向きであり、酸素濃度ではない。

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