22PM004|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
上皮由来の悪性腫瘍は癌腫、間葉・中胚葉系組織由来の悪性腫瘍は肉腫です。上皮腫瘍を中胚葉由来と一括する記述が誤りです。
解説
正常細胞にも細胞周期停止やDNA修復、アポトーシスを促す癌抑制遺伝子があり、両アレルの機能喪失などが発癌へ関与します。癌細胞は核・細胞形態や配列の異型性を示し、周囲組織へ浸潤します。リンパ管へ侵入すれば所属リンパ節転移、血管へ侵入すれば血行性転移の経路になります。上皮組織は外胚葉・内胚葉に加え一部中胚葉由来もありますが、「上皮腫瘍は中胚葉由来」と限定するのは誤りです。中胚葉由来の結合組織、筋、骨などの悪性腫瘍は一般に肉腫です。早期癌の定義は胃、食道、大腸など臓器ごとの進展様式と基準で異なります。
選択肢の確認
1.「正常細胞には癌抑制遺伝子が存在」は細胞増殖を制御する正常遺伝子として正しい記述です。
2.「癌細胞には異型性がある」は悪性腫瘍の形態学的特徴です。
3.「癌細胞はリンパ管に侵入」はリンパ行性転移の過程として起こります。
4.「上皮腫瘍は中胚葉由来」は発生起源を誤って一括しているため正答です。
5.「早期癌の定義は臓器で異なる」は深達度などの基準が臓器別なので正しい記述です。
覚えるポイント
悪性腫瘍は「上皮=癌腫、間葉=肉腫」。癌抑制遺伝子は正常細胞にもあり、失活が発癌へつながります。